初めて来たのが10月だったので、あまり感じなかったのですが、今年の梅雨と夏を迎えてみて、本格的に湿気のすごさを感じている所です。
そしてついに、洗礼とも言えるような「カビ大発生事件」が我が家にも・・・
目次
人間にとっても天国で、カビにとっても天国らしい
ここ、沖縄宮古島に来るまで、全然気にしたことも無かったし、知りもしなかったのですが、沖縄って湿気がすごい所。
来てからいろんな人に話を聞いたけれど、みんなが口を揃えて言うのが
・除湿機は必須である
・カビには気をつけろ
ということ。
1ヶ月留守にするためカビ対策した
先日、東京に1ヶ月ほど滞在することになり、カビ対策をすることに。
とにかく気にしたのが、洋服と家具のカビ。
大事な革のライダースとかブーツとか、そんなものは持って来てはいないものの、一応お金を払って手に入れたものばかりですから、やっぱりカビだらけなんて惨事は避けたい。
そこで私たちが色々と知り合いにもアドバイスをもらって行ったカビ対策を紹介します。
私たちが行ったカビ対策
まずは部屋全体の湿気対策
- エアコンの除湿を27度に設定。1ヶ月運転したままにする
- 湿気取り550mlサイズを室内に大量に置いていく
- 温度が上がると湿気が上がりやすいため遮光カーテンを閉めていく
- 虫が入って来ないように、雨風対策のため雨戸は閉めていく
次に、衣類のための湿気対策
- 大事な服はハンガーに吊るす
- 服はすべてメタルラック上に置き、下には除湿剤を置く
- 下着類などが入った衣類ケースにも湿気取りを入れる
お風呂場、台所、トイレなど水回り
- 水滴は全て完全に拭き取っていく
- 排水溝から虫が登ってこないように、ラップで塞いでおく
- 風呂場の足拭きマットなど水気を帯びたものは一緒に持って帰る
- カビ取りスプレーを気になる所に散布して、最後に洗い流して乾かしておく
- 玄関や廊下などにも除湿剤を置いておく
これだけやって実家に帰りました。しかも、家を空けたのは5月から6月という、一番湿気の強い梅雨の時期。だからこそ、念入りにやっていきました。
特に除湿剤は過剰なほどに置いていきました。面積2平方メートルあたりに1個くらいの割合で置きました。
また、梅雨の前には、大量の羽アリが押し寄せたこともあり、窓下のレールには雑巾を敷き詰めて隙間から入らせないようにしました。
これだけやったものの、まあ不安ではありましたが、手は尽くしたという感じで家を離れることにしました。
ちなみに、除湿機はすぐに水が満タンになるということで使いませんでした。
1ヶ月後帰宅してみて、カビはいたか?!
どきどき、ハラハラしつつも、宮古島の家に1ヶ月後に帰宅・・・
果たしてどうだったか?!
意外と見回してみても、これといって目立ったカビや虫はいませんでした。
湿気の体感としては、エアコンの除湿を付けっ放しにしていたので、やや湿気ているなあ、くらいの感じ。
全くしないで行っていたら、もっとやばかったと思います。
帰った時の点検では、台所のあたりに、小さな汚れのようなカビが床にポツポツと見つかった程度ですみました。
それでも、普段カビなんて床に発生するのを見たことが無かったので、結構ショックでしたが・・・。
まあ、これくらいで済むなら、まあまだ良いほうだろうなと思っていました。
さらに1ヶ月経過して、、、驚きの事態に
「なーんだ、思ってたほど全然カビなんて生えなかったし、余裕だったよねー」
なんて話を夫としていて、みんな過剰なんじゃないかとか、私たちの対策が完璧だったからだろう、とか
余裕をかましていたのもつかの間・・・・
ある日、木のカラーボックス(タンス)の端っこが、グレーっぽい汚れがついていることに気がつきました。
あれ・・・なんだろう?ホコリ?
と思ったのはほんの一瞬。 これは 「カビ」 じゃないか???!!!
という確信に変わって行きました。
そしておそるおそる・・・カラーボックスの背面をみてみると・・・
ぎっしり カビが生えている!!!
青いのも白いのも、水玉模様のように、コロニー(群生)を作っているじゃないか!!
こんなコロニー、大学の微生物の実験でシャーレで培養したやつくらいしか見たことがないぞ・・・ってくらい。
かなり引きました。
寝ていた夫も飛び起きて来て、うわっ・・・・と絶句。
1ヶ月の間、こいつと共存していたのか? それとも、この数週間でここまで発達したのか?
この前帰って来た時に、完全に裏まで確認しなかったものの、見た限りはカビは生えていなかったのです。
おどろいて、徹底的に他のものもカビていないか調べることに。
すると、、
クローゼットの上の棚に置いてあった、木製のサングラスがカビていた・・・
リュックに入れていた、おばあちゃんの形見のような革の財布がカビていた・・・
もう本当にショックでした。
そこで、もう絶対にゆるさねえええーーーー!!となった私たちが行ったカビ対策をご紹介します!!!!
一番簡単な防カビ対策は天日干し
とりあえず捨てるものは捨て、大切なものは、拭き取って天日干しにすることに。
カビを退治するには、天日干しが有効です。日光の紫外線にカビを抑える作用があります。
昼間の10時から14時の間の4時間くらい、日に当てることでカビを防ぐことができるというデータがあります。
ふとん、かばん、クッション、ぬいぐるみ、などなど
日に当てても大丈夫な繊維類はどんどん干してしまいましょう。
週に1回くらい当てるといいそうですよ。
エタノールで拭き掃除
地元の人やドラッグストアの人に確認してみたところ、カビが生えやすい場所や、生えてしまった場所は、とにかくエタノールで拭き掃除をしているそうです。
エタノールには、カビを特異的に殺すような殺菌作用はありませんが、カビのタンパク質を変性させて死滅させる作用が期待できます。
カビが生えやすい場所や、生えてしまった場所のカビの増殖を抑えるためには有効でしょう。
ただし、素材によってはエタノールで変質してしまうもの、火力のある場所では使わないことなど、注意が必要です。
根本的に安い木の製品は使わない。革製品は持ち込まない。
今回、カビてしまったものは、そもそも木の素材がよろしくない安物たちでした。
安い木製製品は防カビ加工などがされていないので、カビが生えやすいのです。
カラーボックスで二千円くらいで売られているもの、中国製の質のよくないものなど、、安かろう悪かろうでカビが生えて総取替えになるとばかばかしいので、もともとカビが生えにくい家具を選ぶようにしましょう。
ちなみに、メタルラックはカビは生えにくいとされていますが、この島国ではサビやすいので要注意。
また、ホコリがからみついたところに、カビが生えてしまったという情報も聞きます。
とにかく、こまめに掃除をしておくことが大事です。
また、革製品は、大変危険です!!!
高いブランドバッグ、靴、財布など・・・むやみに持ち込むのはやめましょう。
でも引っ越ししたのだから、持ってこないわけにも、という人は、徹底的に防カビ対策して密閉した箱などにしまうことです。
またこまめに通気させるなど、とにかく目を離さないこと。油断すると奴らはあっという間にはびこります。
沖縄生活はカビ退治と共に・・
沖縄はゆーったり、のーんびりしていて、海も綺麗で、住みやすそう!!!
と思うかもしれませんが、結構大変なことも多い場所だと思います。
特に生活に密着しているのが、今回お話したカビ退治のこと。
とにかくカビは甘くみてはいけません。
アレルギーや喘息などの原因にもなるため、カビは生やさない、生やさせない、増やさない!!!!!!
徹底しましょう。