健康にいいと言われるお茶は数多く存在します。
特に沖縄はお茶が豊富!!
特にルイボスティーは宮古島で安く買えるので、毎日のように沸かして飲んでいます^^
しかし、いま宮古島で島をあげて、普及させようとしているお茶があるのをご存知でしょうか?
目次
沖縄のお茶。宮古島で話題のビデンスピローサがアツい!
沖縄のお茶といえば「さんぴん茶」が有名ですが、こちらに来てみるとスーパーのお茶コーナーの充実っぷりに驚きます。
例えば、「グアバ茶」、「ゴーヤ茶」、「ルイボスティー」などがよく地元の人には飲まれているみたいです。
それぞれに、健康に良いことが注目されているお茶で、私も大好きです。
今日紹介するのは「ビデンスピローサ」 というお茶で、沖縄の方言では「むつうさ」ともいいます。
実はこれ、もとは雑草なんです。(詳細にいうと、雑草とは違うグレードのものなのですが、それは後ほど)
例えていうなら、どくだみ茶みたいな感じで、そこらじゅうに大量に生えている植物で、決して新しい存在ではありません。
でも、雑草をなめてはいけません。雑草こそ、生命力が強いのです。
ビデンスピローサとはどんな植物?
ビデンス・ピローサという聞きなれない名前。
正体はキク科の植物タチアワユキセンダングサ(学名Bidens pilosa L.var.radiata Scherff)です。
もともと、さとうきび畑などの片隅や道路の脇などに生えていた植物ですが、これは「ビデンス・ピローサ」ではありません。
え?どういうこと? となりますが、ビデンスピローサはいわゆるブランド名なのです。
宮古ビデンス・ピローサは、『豊饒の島』と呼ばれる沖縄県宮古島で、キク科の植物タチアワユキセンダングサ(学名Bidens pilosa L.var.radiata Scherff)を農薬・化学肥料・堆肥を一切使わずに栽培し、独特の工程で加工したハーブです。
引用:宮古ビデンスピローサってなに? bidenspilosa.info/about/index.html
つまりは、もともと雑草であったタチアワユキセンダングサを、安全性と品質を高めるために特別に管理して育てたものが「ビデンス・ピローサ」と呼ばれているのです。
ビデンスピローサは昔から重宝されていた
ビデンスピローサは最近になって登場した新しい植物や怪しいハーブというわけではありません。
宮古島では昔から良く「精がつく」といって、食用として食べていたのだそう。
天ぷらやおひたしなどに新芽を使って今でも食べることもあるのです。
牛や豚の飼料にすると、乳の出が良くなったり、毛並みが良くなるということで重宝されているともいいます。
ビデンスピローサは宮古島をあげての島事業になりつつある
宮古島はまだ砂糖やカツオなどが特産ですが、まだ商業においては全国的な知名度はあまり高くありません。
そこで宮古島が島をあげて名産品として宣伝して盛り上げていこうと頑張っているのが
「ビデンスピローサ」なんです。
まだ、宮古島以外ではほとんど見かけることがありませんが、宮古島のお土産屋さんにいくと、結構な確率で宮古ビデンスピローサが置いてあります。
私はもともと小林麻央さんのブログで初めて知ったのですが、テレビでも以前取り上げられたことがあるのだそう。
でも、まだまだ知名度が低いので、これからどんどん市場を広げようと島をあげて取り組んでいる事業なのです。
ビデンスピローサにはどんな効果があるの?
ビデンスピローサがなぜこれだけ注目されているのかというと、その効果が研究結果によるお墨付きだからです。
数々の効果があることが知られているのですが、中でも注目されている効果を紹介します。
花粉症の症状に対する効果が立証済み
スギ、ヒノキ、ハンノキなどにアレルギー反応を示す花粉症患者さんを対象とした試験で、ビデンスピローサを含む錠剤と何も含まないプラセボと比較した結果があります。
結果としては、ビデンスピローサを含有する錠剤で症状が改善しており、なんと高用量に服用した群においては改善率が100%であったというから驚きです。
そもそも普通の薬でも100%改善するなんていうことはないわけですから、母数を大きくすれば結果は違うのでしょうけど、それでも効果は高いといえると思います。
I型アレルギーを抑制
ビデンスピローサが花粉症の症状を抑えることができるのは、1型アレルギー反応を抑制する作用があるためです。これはマウスの実験で実証されています。
<1型アレルギー反応とは?>
①花粉(抗原)が体内に入る
↓
②免疫細胞(マクロファージ→ヘルパーT細胞→B細胞がIgE抗体を産生)による情報伝達
↓
③肥満細胞からヒスタミン遊離
↓
④ヒスタミン受容体にヒスタミンがくっつく
↓
⑤くしゃみ、鼻水などのアレルギー症状が現れる
ビデンスピローサの作用
②IgE抗体の産生を抑える
③抗原抗体反応を抑え、肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑える
④ヒスタミンのヒスタミン受容体への影響を抑える
さらに、遅延型アレルギーによる炎症を抑えるという作用もあります。
どんな成分が作用を示しているの?
ビデンスピローサには様々な有効成分が含まれています。
これらがアレルギー症状の抑制に関わっていると考えられています。
・カフェ酸
・カフェオイルキナ酸
・ハイペリン
・イソクエルシトリン
参考資料:アレルギーと臨床35(2)2015;58
ビデンスピローサは抗酸化作用も高い
南国のような紫外線が厳しい地域に育つ植物は、自分を守るための抗酸化力が高いことが多いのですが、ビデンスピローサも
抗酸化力が高いことがわかっています。
血管内皮細胞の遺伝子レベルにまで直接的に働いて、細胞の抗酸化力を高めることがわかっています。
参考資料:第65回 日本皮膚科学会西部支部学術大会(鹿児島)抄録2013.11.9~10
抗酸化力って?
体内には絶えず活性酸素といわれる物質が発生しています。活性酸素は少量であればがん細胞を殺したり、ウイルスなどを退治したり
体にとって必要な作用をしてくれるのですが、活性酸素が多すぎると自分自身の正常な細胞にもダメージを与えてしまいます。
この活性酸素を抑える作用のことを抗酸化力といいます。
抗酸化力は
- アンチエイジング
- 免疫力アップ
- 血管を強くする
など、体をさびつかせるものと言われています。
抗酸化物質は例えばアサイー、ブルーベリーなどに含まれるポリフェノールが有名ですが、ビデンスピローサにも抗酸化物質が
含まれているといわれており、研究が進められているのです。
ビデンスピローサの抗がん作用
さらにビデンスピローサには抗がん作用も期待されていて、研究が進められています。
子宮全摘出を宣告された女性患者は、ある名医の下でビデンスピローサのタブレットを服用したところ、摘出を免れた
という報告もあり、乳がん患者さんに勧める医師もいるといいます。
もし、ビデンスピローサが抗がん剤などの代わりになる日がくれば、素晴らしいことですね。
幅広いビデンスピローサの効果
そもそも、ビデンスピローサは世界中各地で昔から薬として扱われてきた植物です。
例えば次のような効能があることがわかっています。
- アフリカ:噛んで得られる液を用いてマラリア治療
- 中央アメリカ:結膜炎、胃痛、リウマチ
- ボリビア・アンデス:血圧低下、利尿作用、胆汁分泌促進など
- ガーナ:結核
参考資料:武蔵野免疫研究所
ビデンスピローサはどうやって摂取する?入手方法
ビデンスピローサは宮古島でこそ簡単に手に入りますが、全国的にはまだ店舗で入手できるところは限られています。
ビデンスピローサ茶
体にいい「かんぽう茶」というと、味が苦い、まずい、美味しくない、といったイメージがあるかと思いますが、
ビデンスピローサ茶は飲んだところ、とても飲みやすい! 全く癖は感じませんでした。
私が試したのはこちらの商品。
たくさん入っているので、小さな包装より結果的には安上がりだと思います。
そもそも、1ヶ月くらいは続けないと変化もわかりにくいです。
これならばストレスを溜めずに毎日飲めますよ。
ビデンスピローササプリメント
サプリメントも販売されていて、研究で使われているのもサプリメントタイプが多いように思います。
サプリメントが良いのは、成分をぎゅっと詰め込んでいるので、エキスを多く摂取できるという点です。
錠剤を飲むことに抵抗がある人にはおすすめしませんが、毎日続けるならばサプリメントも便利です。
ただしこちらも結構お高めですが、インターネットだと現地より安く売ってるのでおすすめですよ。
(楽天は販売終了している可能性あり)
錠剤よりも気軽に取り入れるならば、パウダータイプもあります。宮古島でもパウダータイプはあまりみかけないので、珍しいと思います。飲み物やおかし作りなどに使ってみてはどうでしょうか。
でも、本当に健康のために飲みたい、なんとかして病気を良くしたいという時には多少経済的には辛くても
試してみる価値はあるのかなあと思います。
花粉症で病院に通ってもお金はかかるわけで、市販薬を買っているならば尚更高くついているはずです。
お茶は長寿の秘訣として昔から愛飲されているもの。毎日続けることで効果を実感しやすくなります。
大注目の宮古島のパワーを吸収した「ビデンスピローサ」を日々の健康管理に役立ててみてはいかがでしょうか?
こちらの記事でも健康茶について紹介しているので参考にしてください ↓
宮古島のお茶ってどんな種類があるの?オーガニックで健康的なお茶3選