タイに移住しようと決めてから、滞在するコンドミニアムを探すことになった時、現地の不動産屋に行って物件を簡単に見ることはできませんよね。インターネットで探してみても、なかなか情報が出てこないことも。しっかり探しておかないと、着いてからしばらく宿無し生活なんてことになりかねません!
今回は私が実際に移住したときに、どうやってコンドミニアムを探したのか、下見では何をチェックしたか、などについてお話します。
目次
バンコクのコンドミニアムを探してみよう!
バンコクのコンドミニアムをまずは探すところから始まるわけですが、どうやって探すのがベストなのでしょう。
不動産屋のサイトで事前に探す
これは私もかなり苦労しました。タイはインターネットが普及しているとはいえ、まだまだ完備されていないことが多いんです。
とはいえ、日本でまず先に目星をつけておくには、インターネットを使うしかありません。
そこで次の2パターンに分けてみました。
日本語対応の不動産屋
タイのサイトを見るとはいっても、まさかタイ語のサイトは読めません。それに英語のサイトがたくさんあるので、そこのハードルは1つ下がります。
さすがそこはタイ。日本語の不動産屋さんがあるので、そこのホームページを参考に調べることができます。
また、日本人が仲介してくれるので、何かトラブルがあった時にも安心。解約とかでトラブルが起こりやすいので、間に入っててくれるとスムーズです。
(そうであってもスムーズでないのがタイなので、日本人がいるのがベター)
・ヨシダ不動産 http://www.yoshida.co.th/
・プロンポン不動産 http://www.phromphong.com/
・石川商事 http://www.ishikawashoji.com/
・すずき不動産 http://www.bangkok-suzuki.jp/home.php
などなど、、これに関しては他にかなりの数まとめている方がいるので、インターネットで調べてみてくださいね。
物件数が多いのはプロパティーサイト
実は私は日系不動産会社は使いませんでした。
というのも、日系不動産には駐在員向けの物件が多くて、家賃が高いものが多いからです。
求めている物件が、10万バーツ以上、2BRとかならば、日系不動産もおすすめですが、案外使えるのは、全ての外国人が使えるプロパティー系のサイト。
Thailand property : https://www.thailand-property.com/
Hipflat: https://www.hipflat.co.th/ja
DDproperty Thailand:https://www.ddproperty.com/en
私もここで物件をチェックして、契約まで辿りつきました。
物件が多いので目星をつけるだけでも、かなり参考になります。
Rent or Buyで絞って、部屋の大きさ、賃料などで絞って調べていきます。
もちろん契約に関しては、全て英語でのやりとりになってくるため、ある程度英語に自信がある方におすすめします。
また、日本人が仲介してくれないので、何か会った時のトラブル対応は覚悟が必要です。
私の場合は、タイ現地にタイ語ができる知人がいたので、難なくやりとりできました。
その助けがなかったら、やっぱり日本人のいる不動産屋がベストだろうと思います。
現地に行ってから不動産屋に行って探す
先に契約して押さえておくのも良いけれど、もし時間的に余裕がある場合には、現地に行ってから探す方がいいでしょう。
写真と実物は全然違うことは日本でもよくあることですよね。
タイともなれば、全く予想外のことも待っている可能性があります。
先に資料を請求したり、インターネットで物件の目星をつけておいた上で、不動産屋さんに内見の予約を入れておくといいでしょう。
目星がついたら下見に行ってみよう!
良いなあと思った物件がネットで見つかったら、早速下見です。
私は時間的に余裕をもって決めた移住だったので、移住を決定して会社をやめるよりもだいぶ前に、一度タイに行って物件を下見しました。
下見旅行ですね。
下見旅行をして、移住することへの不安が消えて、期待に変わったのでとてもよかったと思っています。
下見に必要な手続き
タイは日本よりも色々とゆるーく進むので、特に事前に予約とかしていなくても、急に行って下見することができる場合も多いです。
ただし、場合によってはオーナーが鍵をもっているので、オーナーの都合がつかないと当日に見られないこともあります。
ダメだった場合も含めて、3、4日程度は余裕をもって下見旅行の日程を組んでおくと安心です。
下見の時はどこに滞在するか
下見の時には、もちろん家がないわけで、どこかに泊まることになります。
もちろんホテルも良いですが、さっそくタイのマンションの使い心地、住み心地を知る上でも、サービスアパートメントを借りるのがおすすめ。
1泊から借りられるところもあるので、試しに住むにはぴったりなんです。
サービスアパートメントはコンドミニアムに清掃やフロントなどのサービスがついたもので、内装やファシリティなどは基本的には大きく変わりません。
私はトンローにあるオークウッドトンローに宿泊しました。宿泊レビューと体験記はこちらを読んでみてくださいね。
下見でチェックすべきこと
さっそく下見に行くことになったら、何を見れば良いのでしょうか。時間が無いなかで、失敗なく決めるには下見でくまなくチェックしておくことが大切です。
しかも、ここはタイ。日本とは違うことも多いのです。
次のポイントは特に、しっかり見ておきましょう。
立地
駅から徒歩で行けるのか、車やバイクタクシーでないと行きにくいのか、というのは重要なポイントになります。
タイは日本とは違って歩くことを想定した道づくりになっていません。道のりは重要なチェックポイント。実際に駅からマンションまで自力で行ってみましょう!
また、周りに何があるのか、どんな雰囲気の街なのかもよく見ておくべき。ゴーゴーバーとか、怪しいお店系とかあるところが近くにあると、ちょっと女性には危険かも。
夜になってから道がどれくらい明るい場所にあるのか、とかも見ておくと安心です。
セキュリティー
日本人が住むようなマンションはよほど安くない限り、セキュリティーがかなりしっかりしていることが多いです。
入り口のオートロックは当たり前。警備員が常駐していることも少なくありません。
私が住んでいたマンションはカードキーが無いと自分の部屋のある階まで行くことすらできませんでした。というのも、エレベーターの階ボタンを押す時にかならずカードキーをかざさなければいけないから。
慣れない地での生活なので、セキュリティーの高いマンションを選ぶと安心です。
部屋の間取り
タイでは 1LDKとか2LDKとかではなく、1BR(ベッドルーム)、2BRといった表記が一般的です。
ベッドルームがいくつあるか、で部屋の広さも間取りも変わります。
2人暮らしならば1BRで1LDKと同じ感じで住めます。
部屋が縦長の場合もあれば、四角い間取りになっていることもあるので、同じ1BRだからといって同じ間取りとは限りません。必ず部屋ごとにチェックしましょう。
風呂とトイレの構造
タイではお風呂にバスタブが無いことが普通です。シャワーブースだけということもあるので、よく事前に調べておきましょう。
バスタブがあるだけで、家賃が結構上がることも。
またトイレが別なのか、風呂と一緒なのかもチェックしておきましょう。
キッチンの有無
日本では信じられないことですが、タイにはキッチン無しの物件もあります。安い物件だと流し場すらないことも。
料理の頻度やどのくらい料理するかによって変わると思いますが、日本人ならば多少なりキッチンが無いとキツイと思います。
においと清潔さ
タイ、バンコクでは街が臭うことも少なくありません。ドブのような臭いなのか、はたまた屋台から匂ってくるガイヤーンなのか。
なにかと臭いがちなので、建物の中が臭っていないかどうかもよくチェックしておくことです。
ちなみに私が住んでいたマンションは32階にあったのにも関わらず、排水管からゴキちゃんが現れたりしてました・・
ドアの薄さ
これも日本ではあまり気にすることはないかもしれませんが、ドアが薄くて騒音が響いてくることもあるので要注意。
部屋の中にいて、廊下の外の音がどれくらい聞こえるのか確認しておくと良いでしょう。
思っている以上にドアが薄くて、廊下で誰か通るごとにドキドキする・・なんてことになると不安にもなります。
窓の外の風景と方角
日本では南西向きの部屋の方が人気があり、北側は人気がありませんよね。でもタイでは逆。南向きは暑すぎて人気がありません。
たいがいの物件が南向きにならないように建てられているらしいですが、そうではないことも多いので必ず確認すること。
また、外の風景がどんな感じなのかも大事です。高層階ならば景色も楽しめますが、低層階ならば周りの何が見えるのかはよく確認しておくことです。
どこの国の人が多いか
マンションによって、住んでいる人の人種層が違います。韓国・中国系が多い場合や、欧米人が多い場合、日本人が多い場合などあります。
場所柄、例えばプロンポン・トンローなんかだと日本人が多くなりますが、プルンチットの大使館がある通りになれば欧米系なども増えます。
どんな環境で住みたいかによって決めましょう。
さいごに
タイで快適に住むためには、どんな家に住むかにかかっていると言っても過言ではありません。
大抵決める時には時間が無く、焦ってしまいがちですが、そこは妥協せずきっちりと決めておきたいところです。
そのためには事前調査が大事。下見も含めて、時間をかけて調べてから契約にのぞみましょう。