日差しの強い沖縄に旅行に行くときに欠かせないのは日焼け止め。沖縄では海に行くとき以外も、常に日焼け止めは欠かせません。塗る回数も塗っている時間も多いだけに、ちゃんと選びたいところです。沖縄で使うための日焼け止めの選び方をご紹介します。
目次
沖縄では日焼け止めは必需品
緯度が低く南にある沖縄では、本州と比べて非常に日照時間が長くなります。そして太陽から注ぐ紫外線の量もハンパなものではありません。
私も実際に住んでみるまで、そのすごさを甘くみていたところがありました。まあ、東京の夏場と同じくらいと思っていればいいかな・・くらいに。
でも、気温は同じでも暑さがぜんぜん違うのです。その原因の1つが日射量です。
紫外線の量は7月の東京と比較すると1.3倍、冬と比べると2倍も違います。数値にすると、たいしたことありませんが、体感でいえば5倍くらい違うように感じます。
東京では例えば1日中外にいても火傷のようになることは、まず考えられませんが沖縄では数時間外で日焼けしただけでも火傷のようになってしまうことすらあります。
5分外に居ただけでも顔がヒリヒリになるので、一瞬外にでて歩くだけでも、家のベランダに出て洗濯物を干すだけでも、全く油断できません。そのため、日焼け止めを常用するようになりました。
沖縄で必要な日焼け止めのSPF値
SPFというのは、サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略。
主にUV-Bの防止効果を示す指標で、数値が大きいほど効果が強くなります。
UV-Bは日焼けやシミを作る原因になります。
SPF30、SPF50という数字の意味ですが、30時間日焼けしない、50時間は大丈夫という意味ではありません。
通常15分で日焼けするならば、それを30倍遅らせることができるのがSPF30という意味です。
日焼けするのに20分かかる人ならば SPF50= 20×50 =1000分(約16時間)に延長できるということ。
基本的に1時間以内の外出ならばSPF35 程度、それ以上の時間の外出やマリンレジャーなどの場合には、SPF50が勧められます。
ただし、ポイントがあります!SPFが高いものを使っていると安心感から、塗り直しを怠りがち!!
沖縄はとにかく暑いしよく汗をかきます。私は2時間に1回は塗り直すようにしています。
沖縄で必要なPA値
PAはプロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)の略。
主にUVーAに対する防御能力をしめす値です。近年は最大PA++++まであります。
PA+ | 効果がある |
PA++ | かなり効果がある |
PA+++ | 非常に効果がある |
PA++++ | 極めて高い効果がある |
実はUV-Aは一年中ずっとそこそこ降り注いでいる紫外線で、UV-Bと比べても年間通して気をつけなければいけない紫外線です。
UV-AはUV-Bと比べて波長が長いので、肌の奥底まで届いてしまいます。コラーゲン生成に傷をつけて、シワやたるみを作ります。太陽から降り注ぐ紫外線の9割を占めるため、軽視できない紫外線です。
沖縄ではもちろんUV-A、UV-Bともに十分に気をつけなければいけません!
SPF50、PA++++でないとダメ?
もちろん、両方とも最大限のものを選んだ方が安心には違いありません。
しかし、実際にはSPF30を超えれば、それほど大きな効果の違いはないといわれています。たしかに塗り直しができない環境では、差が生まれることがありますが、日常使いでは塗り直しする方が効果が高いといえます。
SPF 50だから安心と思って、塗り直しを怠ってしまい、うっかり日焼けしてしまう方が怖いのです。
また、SPFやPAが上がることにより、肌への負担も増えてしまいます。高い数値のものを選んで肌荒れを起こしては意味がありません。
オススメはSPF30を塗り直し
私は日焼け止めで肌荒れをした経験があるため、とにかく肌への負担が少ないものを選ぶことも重視しています。ただし、いくら肌にやさしくても日焼けしてしまっては意味がないので、その兼ね合いが非常に難しいところでもあります。
特に次の項目はチェックするようにしています。
- 紫外線吸収剤不使用
- 着色料、香料不使用
- ウォータープルーフでも普通の石鹸やクレンジングで落とせる
- 紫外線吸収剤と紫外線散乱剤
まず、紫外線吸収剤ですが、基本的に合成化学物質になるため、肌が敏感な方はトラブルを起こす可能性があります。一方、安全なものといわれているのが、紫外線散乱剤です。肌への負担が少ないことがメリットです。
しかし、散乱剤の場合は、落ちやすいというデメリットがあります。散乱剤を配合していて、しかもウォータープルーフとなると、なかなか探すのは困難になります。でも、譲れないポイントです。
専用クレンジングを使わないで落とせるといい
ドラッグストアなどで売られている強力なウォータープルーフの商品は、たしかに落ちにくいものの、専用のクレンジングを使わないと落ちないこともあります。
専用を買うなんて、余計な出費になるだけでなく、肌の負担がさらに強くなってしまうため、絶対に私は使いたくないと思っています。
なるべく、普通のクレンジングや石鹸で落とせるタイプが望ましいです。
全てを叶えるような日焼け止めなんてあるのか?!
ここまで条件をつけてしまうと、だいたいの日焼け止めは不合格になります。
まず宮古島に住んでいて、ドラッグストアやドンキーなどで買うことのできる有名どころの日焼け止めは使えません。
そこでかつて、オーガニックコスメを扱っているオペークで売られていた商品の存在を思い出しました。
【soleo ソレオ オーガニックス】 という日焼け止めです。ソレオはオーストラリアのブランドです。オーストラリアといえば、オゾン層破壊などもあって紫外線に対する意識が非常に強い国。
そしてジュリークなどでも知られるようにオーガニックコスメもさかんです。
画像引用:ソレオーガニックスHP
このソレオオーガニックは、
SPFやPAが少し足りないように感じるかもしれませんが、塗り直ししていけば十分な値です。
少し固めのテクスチャーなので、最初びっくりしましたが、とにかく塗っていても乾燥しないし、落ちない。
洗顔のときはノーストレスで落とすことができるから、肌に残る感じもありません。
顔にもからだにも使えて、しっかり防御できている感じで安心できます。
たしかに【soleo ソレオ オーガニックス】を塗っていると焼けにくいと感じます。肌に負担を与えていない感じがあるので、毎日塗っても気にならないので、気持ちがいい。
しかも、ナチュラル派ならば、海にも優しい自然素材だから、罪悪感もありません。
沖縄は、オーガニックコスメのお店はまず簡単には見つかりませんから、持ってこなかった!と焦らないように、化粧品にこだわっている方は、お気に入りの1本を必ず持ってくるようにしましょう。
そして必ずこまめに塗り直すことを忘れずに。
まとめ
沖縄で思いっきり遊ぶ前に、まずは日焼け止めのチェックは欠かせません。油断して遊んで、大火傷状態・・なんてことにならないように、しっかりブロックすることを忘れずに。
また、質の良いこだわりの日焼け止めを持参することをおすすめします。とにかく数日間でも焼けてしまったら、元に戻すのが大変です。徹底的に対策しても損はありませんよ。
他にも沖縄に持参する持ち物をチェックしたい方は次の記事を参考にしてください。