宮古島といえば青い海、そして季節は一年中夏のようなもの!と思っている方は、そのまま冬に行くと痛い目にあるかもしれません。
宮古島にも冬があります。そして案外、思っている以上に常夏感が無くなります。
そんな冬の宮古島じゃ行く意味ないじゃん!って思うかもしれませんが、それはまだちょっと早いです。
冬の宮古島にも別の良さがあるのです。
冬の宮古島旅行を検討している方はぜひ諦めずにこの記事を読んで考えてみてくださいね。
目次
冬の宮古島ってどれくらい寒いの?気候と体感
宮古島は通年温暖で亜熱帯性気候です。私が住んでみて感じたのは四季は無く、主に乾季・雨季・夏期の3つに分けた方がわかりやすいと思います。
平均気温は :23.6 ℃ (1981-2010の統計)
1月が最も気温が下がり最高20.4度、最低16.0度
冬でも気温が20度以上あるなんて暖かいんだなあと思うかもしれませんが、実はポイントは最低気温が16度というところ。朝晩は割と冷え込んで、寒いことも多いのです。
私は喘息持ちなのですが気温差が大きくて発作を起こしたほど・・案外侮れないのです。
宮古島の冬はどんより雲と強い北風が特徴
宮古島の冬は乾季という感じでほぼ雨が降りませんが、ずーっとどんよりしています。
あの真っ青にきれいな海はどこへ行ってしまったのだろう?と初めての冬は考えていたのですが、それはどんより雲を鏡のように映していたからだったのです。
雨はたいして降らないけれど、ずっと薄曇りのような状態。
夏が終わって11月に入る頃から薄曇り天気が始まり、2月くらいまでは雲に覆われ続けます。
そして、何よりも風がすごい!!
宮古島は真っ平らで山がありません。ほんとーに真っ平らな島。
だからこそ、風が四方八方から入ってきて、島の草木をかっさらうかのように吹き荒れます。
冬は特に北風が強くなります。北風といっても本州のように強い寒気による温度の低い風ではありませんが、かなり風力が強い。
自転車を漕いでもこいでも前に進まない・・・帽子飛んじゃうよーって強さです。
正直、私は自転車でほぼ生活しているので、この北風が吹く時期は辛いです。
1月から3月までは海水浴は難しい
私は最長で11月の頭までは海に入ったことがあります。知人は12月でも入れると言っていました。
しかし、さすがに1月から3月は水温が低すぎるため、普通の海水浴は無理です。
海で快適に泳ぎたいならば5月から10月ごろまでがおすすめです。
ただし、ドライスーツを着ればダイビングはできるので、冬でも知人は普通にダイビングに行っています。
そんな宮古島の冬ですが、それでも楽しむ方法はいくらでもあり、冬に来るメリットもいっぱいありますよ!
冬の宮古島に来るメリット
宮古島に冬に行くこと自体がそもそもどうなんだろう?もっと他の場所の方が良かったりしないかな・・?と
悩んでいる人のために、冬の宮古島に訪れるメリットを紹介しましょう。
本州と比べれば結局は暖かい
これは言うまでもないのですが、本州などと比べれば十分に暖かいです。
宮古島にずっと住んでいると、それでも冬はやっぱり寒いとか思い始めるのですが、東京に戻ってから宮古島に帰ってくると断然暖かいことに感動しました。
平均気温は冬でも20度近くあります。夜はそれなりに涼しく感じますが、それでも凍えるような寒さ、かじかむような寒さというものはありません。
日光が出ているならば1月でも半袖で過ごしている人がいるくらいですから。
避暑地ならぬ避寒地として、宮古島で滞在する人も多いみたいです。
冬の宮古島は旅行代金が安くなる
冬に宮古島にくるメリットといえば、断然旅行代金がやすいこと!!
これはかなり大きなメリットだと言えるでしょう。
夏場の連休ともなれば、往復運賃が10万近くなることもあります。それが冬になれば価格が安定して安くなります。
試しに2019年1月8日ー10日で今日現在の状態で検索したところ、
スーパーバリュー価格でANA 東京ー宮古島間が往復19590円です!!
キャンセル規定があるので注意が必要ですが、だいぶ先の予約ともなれば休みを確保することは難しくないはず。
(来週休みます!なんて言うと職場に言いにくいですが、来年1月休みますって今から言っておけば文句も言いにくいし、予定も立てやすいので迷惑もかからないですよね)
冬は中国人観光客がいないので静かで空いてる
実はここ数年宮古島では、中国人、台湾人などを中心としたクルーズ観光船が入港しています。
1月から12月までほぼ一年中、大量の中国系の方が宮古島に入ってくるのです。
しかも、その人数は半端ではなく、イオンタウンの買い物が困難になるほど。中国人で島中溢れかえっています。
島の景気対策としてはありがたいことなのですが、やっぱり声が大きいとかマナーが悪いとかで
中国系の方が多い日は外出が面倒になってしまうのも事実・・。
そんなクルーズ観光船ですが夏がやはりピークで、冬の1月2月は本数が減ります。
詳しくはこちらの観光船予定表を参考に。
日本人観光客も減るので、観光しやすい時期と言えます。
綺麗な海を見るならば人は少ない方がリラックスできていいですよね。
冬の宮古島で行くべき厳選3スポットを紹介
夏であればビーチで泳いだり、シュノーケルを楽しんだり、マリンアクティビティーも豊富に揃っています。
冬は通常の海水浴は正直難しいですが、それでも海を楽しむことは可能です。
そこで現地在住の私がおすすめする冬の宮古島で楽しめる厳選スポットを3つ紹介します。
伊良部大橋
伊良部大橋は無料で渡れる日本で最長の橋です。
伊良部島と宮古島をつなぐ3540メートルの橋は圧巻です。
伊良部大橋の両側には大きなサンゴ礁が広がり、運が良ければウミガメが泳いでいるのを見れることもあります。
橋の一番てっぺんから望む景色は素晴らしいです。
冬の海は天候の影響もあり透明度と青さはマックスとは言い難いですが、それでも日本国内では一番の美しさでしょう。
車でドライブするのも良いですが、自転車で横断するのもなかなかスリルがあって楽しいです。
冬でも晴れてさえいれば十分に楽しめるスポットです。もちろん曇りでも行く価値はありますよ。
離島めぐり
宮古島のメリットは石垣島や本島とは違って、橋で全ての離島(大神島をのぞく)に渡れるというところが大きいです。
船に乗らなくても離島に簡単に渡れるので、1日で3つの離島を全て回れます。
それぞれの島ごとに特徴がありますが、観光名所が多いのは伊良部島です。
佐和田の浜に点在する大きな岩と広がる遠浅の海は、有数の景勝地でもあります。
さらに、時期によっては伊良部島の奥にある下地島空港での飛行訓練が見れることも。(現在は滅多に行われてませんが)
また、来間島にはいくつかのおしゃれなカフェやショップがあったり、池間島には三角点と呼ばれる隠れた名所などもあったり。
海に入れない冬に行っても十分に楽しめますよ。
熱帯植物園と工芸村
観光名所も見てしまったし、時間がまだ残っているという時や雨で景色を楽しめないという場合におすすめなのが熱帯植物園です。
宮古島に自生する植物がほぼ自然のままで見られる場所です。
そして、植物園の中にある体験工芸村では、牛の角を使ったアクセサリー作り、シーサー作り、沖縄の伝統衣装の体験、シーグラスなどを使ったキャンドル作りなど、いろいろな体験コーナーがあります。
いずれも2000〜3000円くらいで体験できて、しかも形になる思い出として残るというのが嬉しい。
地元のおじいやおばあとの交流もできるので、宮古島のことを知りたいなという方は訪れてみては?
詳しくは「宮古島熱帯植物園に行こう。心落ち着く大自然の穴場スポット 」も読んでみてくださいね。
冬の宮古島はいつごろ予約するべき?
正直、冬の宮古島は空いているので、平日であれば割と直前でも予約は取れるでしょう。
でも、やっぱり少しでも安く行きたいならば、早めの予約が欠かせません。
冬の予約であれば早い人は1年前、多くの方は秋頃までに予約を行なっています。
飛行機チケットは早割を活用すべし
ANA・JALの航空券をホテルと別で取って行くならば、早割(ANA SUPER VALUEなど)を使うのが断然お得です。
搭乗日 21/28/45/55/75日前ごとに価格が変わってくるので、早めにチェックしておきましょう。
マイレージクラブ会員になっておけば、さらに確約しやすくなり、キャンセル規定もゆるくなりますよ。
ツアー予約・ホテル予約も早めがお得!
私は宮古島旅行に関しては手間もかからず、ホテルの選択肢が多く、サービス充実のHISを推しています。
詳しくは「宮古島旅行の予約におすすめの旅行会社!快適なツアーで旅しよう 」を参考にしてください。
HISの場合はツアープランにもよりますが、多くの場合で
ご出発100・80・60日前までの早期ご予約で旅行代金割引!
引用元:HIS
となっています。
最低限にコストを落とすならば、100日前までの予約がおすすめです。1月に旅行するなら約3ヶ月前の10月上旬までには済ませておきましょう!
HISであればお得な現地で使えるクーポンや、HIS限定の1日バスツアーまであります!!
レンタカーが無い方、車が運転できない方にはうれしいサービスです。
まとめ
冬の宮古島に行くべきか迷っていた方、ちょっと宮古島に行きたくなってきたでしょうか?
夏のようなアクティビティは減ってしまっても、冬の厳しい寒さをしのぐことができて、しかも空いている時期にお得にリラックスした時間を過ごせますよ。
冬に行くからこそのメリットがたくさんあるので、ぜひ諦めずに冬の宮古島を一度味わってみてくださいね。